事業投資で必ず出てくるNPVとIRRって何?

こんにちは、としんです。

 

僕は国内MBAスクールを卒業し、

ファイナンスを勉強する面白さを学び、

それを皆さんにもお伝えしたいと考え、

この記事を書いています。

 

皆さんはNPVとIRRという言葉を

知っていますか?

 

この記事では事業投資を行うための

基礎知識をご紹介するとともに、

どのようにして学んだら良いかを

ご紹介したいと思います。

 

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NPV (Net Present Value)とは、

ファイナンスで最も出てくる

単語と言っても過言でないです。


ゼロより大きければ投資する、

ゼロ以下であれば投資しないという

明確な線引きをすることができる、

とても便利な指標です。

 

IRR (Internal Rate of Return)は

日本語では内部収益率と呼ばれる

指標ですが、簡単に言うと利回りです。

 

100万円を投資して次の年に110万円、

更に次の年に121万円になればIRR=10%となります。

 

ちょっと初見だと難しいと思いますが、

NPVの求め方を下記の通りご紹介します。

 

  1. フリーキャッシュフローを求めます

    FCF=営業利益×(1-税率)
    減価償却費-設備投資-⊿WC

  2. WACCを求めます

    WACC(Weighted Average Cost
    of Capital)とは加重平均資本
    コストと呼ばれるもので、株主と
    銀行に資金援助してくれている
    見返りを渡すためのコストです。

    他にも、割引率やハードルレートと
    言われたりもします。

    WACC=rE×E/(E+D)
    +rD×(1-税率)×D/(E+D)
    rE:株主資本コスト
    rD:負債コスト
    E:株主資本
    D:負債

  3. NPVを求めます

    NPVは簡単に言うと、将来受け取る
    ことができるお金を現在の価値に
    換算するといくらになるかというもので、
    上記1~2番で求めた値を使って
    計算します。

    NPV=1年目のFCFの現在価値
    +2年目のFCFの現在価値
    +3年目のFCFの現在価値・・・
    -初期投資額
    =FCF1/(1+WACC)+FCF2/(1+WACC)^2
    +FCF3/(1+WACC)^3・・・-初期投資額

 

なんとなーく分かったような

分からないような、という感じかと

思うのですが、ここで1番大切な

ことがあります。

 

自分で実際にエクセルを叩いてみて

他の人と協議することで初めて

自分の血肉として吸収することが

できるということです。

 

やることを表面的に分かっていても

実際にエクセルを叩いてみないと

「あれ、これどうやるんだっけ?」

となって、フワッとした議論しか

出来なかったりします。

 

それだと周りにいる人と何も

差別化できません。

 

自分で計算してみて、「〇〇の

コストがキーになっているので、

ここについて議論しましょう」、

「あと〇〇を〇〇くらい改善

したら投資決定しましょう」、

といった会話が初めて出来る

ようになるのです。

 

どうですか?こんなことを語れたら

出来る人っぽいですよね。

 

しかし、これらはどこで学べば

良いんでしょうか?

 

僕の場合、MBA経営学修士

スクールのファイナンスクラスで

学びました。

 

MBAのクラスでは実際のビジネスの

ケースを読み解き、自らエクセルで

財務モデリングを行うところから

周りのメンバーともディスカッションを重ね、

経営者として最終的な意思決定

まで行うのです。

 

これは実務と同じ流れであり、

だからこそ実務にも直ぐに活かす

ことができるのです。

 

今回は事業投資に必要な基礎知識を

ご紹介しましたが、MBAの取得を

オススメする理由は下記の通りです。

 

  1. 実務に活かせる学びを得られる

  2. 自分の強みと弱みが客観視できる

  3. 卒業後にも活かせる貴重な人脈が手に入る

  4. キャリアを自由にコントロールできる

 

また、MBAと言えば思い浮かべる人が多い

海外MBAのメリットは下記の通りです。

  1. なんといっても箔がつく。
    転職活動は無双できる

  2. ビジネススキルだけでなく
    英語力も身につく

  3. 世界中の優秀な生徒と
    ディスカッションしたり
    人脈が手に入る

  4. 海外に住んで、その国の
    文化に触れることができる

 

一方、あまり馴染みは無いかも

知れませんが、海外MBAと比較した

国内MBAのメリットは下記の通りです。

ちなみに僕も国内MBAホルダーです。

 

  1. 仕事を退職や休職しなくて良い

  2. 上記とも関連して、
    学びをすぐに業務に活かせる

  3. 入学試験のハードルはそこまで高くない

  4. 母国語でのクラスのほうが
    理解の消化不良を起こさない

  5. 卒業後も気軽にコンタクトを
    取れる人脈が手に入る

  6. 海外では1,000〜2,000万円の費用だが、
    国内では高くても400万円程度で済む

 

約2年間の勉強はかなりハードで、

国内でMBAを取得しても数百万円は

かかりますが、そのおかげで

仕事で飛躍できると考えると如何でしょうか?

 

あなたもMBAスクールで実践的な

知識を身に着け、キラキラと活躍できる

未来を描きましょう!

 

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